2025年5月20日、新しい規制や罰則の強化を盛り込んだ改正風営法が可決しました。
悪質なホストクラブに対しての罰則が厳しくなります。
改正風営法は、正しくは『改正風営適正化法』です。
2025年6月28日に施行されまた。
主な変更点について解説します！
売掛金をなくす
売掛金の禁止についてずっと言われてきましたが、実は見送られてます。
世の中にはツケ払いが普通にあるので、ホストクラブだけ禁止ってのが難しかったようです。
そこで、高額な売掛金に繋がることや売掛金の回収方法について色々禁止されました。
色恋営業の禁止
恋愛感情につけ込んで「俺のことが好きならシャンパンいれて！」みたいなのはNGです。
営業許可取り消しなどの処分がくだります。
色恋営業は、ホスト業界では広く使われてきた売上を稼ぐ手段ですね。
でも、このような営業方法を使わないでも稼いでいるホストはたくさんいます。
女性には気持ちよく飲んでもらって、飲ませてもらいましょう。
【関連】>> ホストの営業方法とは？
料金の虚偽説明の禁止
ぼったくりも禁止です。当たり前ですね。
営業許可取り消しなどの処分がくだります。
料金表示をして納得して払ってもらいましょう。
悪質な取り立て禁止
売掛金を払わないなら…
親に連絡するから！会社に行くから！風俗で働いて払って！売春して！AVに出て！etc
これらは全部禁止です。
6か月以下の拘禁刑もしくは100万円以下の罰金と厳しいです。
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スカウトバックの禁止
上記と関連しますが、風俗店などを紹介して見返りをもらうのも禁止です。
ホストクラブから女性を流すスキームが出来てしまうからですね。
6か月以下の拘禁刑もしくは100万円以下の罰金です。
厳密にいえば、もともと商業安定法で風俗店などからのバックは禁止されていました。
今回の風営法では、支払う方にも罰則がついてより厳しくなった感じです。
悪質ホストクラブをなくす
本当に悪質なホストクラブは、未許可で営業しています。
闇で営業していれば、警察の目にも止まりにくいです。
そこで、営業の許可に関する罰則を大幅に厳しくする対応が取られました。
無許可営業への罰則の超強化！
もともとホストクラブの無許可営業は禁止です。当たり前ですよね。
『2年以下の懲役若しくは200万以下の罰金又はその両方』という罰則がありました。
これはちょっと甘くてやり得なんじゃない？となって、罰則が超強化されました。
- 個人「5年以下の懲役又は1,000万円以下の罰金」
- 法人「3億円以下の罰金」
３億円！？なかなかの調整アプデが入りましたね…
そりゃ1000万プレイヤーがゴロゴロいるのだからこうなりますね。
当然ですが許可を取って営業しましょう。
ホストワークでは、掲載時に必ず『営業許可証』をチェックしています。
どんなにお金を積まれても無許可店舗は掲載いたしません！（キッパリ）
不適格者は徹底的に排除！
これらの風営法に逆らったら…、当然、お取り潰しになります。
営業停止になったら5年間ホストクラブをオープンできなくなります。
これは今までもあったのですが、抜け道が多いザル法でした。
処分前に許可証を返納して新店舗をオープンしたり、違う人の名義で新店舗をオープンしたり…
いくらでも逃れる手段がありました。
今回の風営法でその点も改正されました。
- 警察が入ったら処分までに許可証を返納するのは不可！
- 系列店など密接に関係する店舗も営業を認めない！
特に2つ目は『グループまるごと営業停止』になりかねなません。
超強力なカードになってます。
大きなグループはホストの教育をしっかりするようになりました。
またリスクヘッジのためにグループの分割を行うケースもあります。
まとめ
ここ数年、悪質ホストクラブに圧力をかけ続けた結果どうなったのかというと…
メンズコンカフェやメンズ地下アイドルが問題化するようになりました。
ホストクラブと違って未成年が集まる場所なので、さらに深刻な問題になりました。
風営法の改正で良くなるはずが…なんとも皮肉な話です。
いろいろ改正されましたが、誠実にホストという仕事を行っていれば問題ありません。
サービスに見合ったお金を頂き、満足させられればまた来店してもらえる。
サービス業はそれが基本です！
改正風営適正化法の施行後、ホスト業界には様々な変化がありました。
詳しくは下記をご覧ください。
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