ホストの給料ってどんなシステムなの?

ホストの給料システム ナレッジ
ホストの給料システム

ホストの給料には、最低保証給や歩合給など色々あってわかりにくいですよね?
簡単に説明すると、[売上]×[バック率] の歩合(インセンティブ)がホストの給料の基本です。
ホストクラブによっては歩合の条件は異なり、さらに賞金や手当もあります。
わかりにくいホストの給料システムについて解説します!

最低保証給とは

最低保証給とは、ホストの給料が一定の売上額になるまで、支払われる給与のこと

最低保証給の額は、お店よって異なりますが一般的に日給8,000円~10,000円ほどです。
売上額が増えると完全に歩合(インセンティブ)に切り替わります。

レギュラーで働くホストの場合は、お店によっては月給保証の場合もあります。

一般でいう基本給ですが、ホスト業界では基本給とほあまり言いません。
最低保証給という呼び方がほとんどです。

保証期間

最低保証給は、保証される期間が決まっていることがあります。
お店によって異なりますが、3ヶ月から半年程度の期間が多いです。

保証期間を過ぎると、最低保証給が減額されたり強制的に歩合に切り替わったりします。
また、歩合給計算の金額が最低保証給を超えた場合も歩合に切り替わります。

永久保証

未経験でホストになる場合、指名客はゼロの状態から始まります。
運よくお金をたくさんつかう太客に巡り合えればいいですが、そうでない場合もあります。
保証期間中に歩合給で稼げるようになるのって、結構ハードルが高いです。

保証期間があると、売れないホストは保証期間の終了ととも辞めてしまいます。
未経験で自信のない人は、保証期間のあるお店への入店を避ける傾向もあります。
そのため、お店によっては永久的に保証給を出すようにしています。
それが永久保証です。

永久保証も、歩合給計算の金額が最低保証給を超えると歩合に切り替わります。心配な方や初めてホストになる方は、永久保証のあるホストクラブを選ぶのもいいでしょう。

歩合(インセンティブ)とは

歩合とは、売り上げや成果に応じて支給される給料システムのことです。

ホストの世界だけではなく、営業職を中心に一般的に採用されている給料システムです。
売り上げから、お店の利益や諸経費を除いた分がホストの給料に反映されます。

会社の場合は、基本給と歩合給を足した金額が給料になります。
ホストの給料は、『完全歩合制』となっている場合が多く基本給がありません。
とてもシビアな給料計算ですが、貰えるようになるとたくさん貰えます。

バック率(歩合率)とは

売上から諸経費を除いた金額を、お店とホストで比率を決めて分け合います。
その割合をバック率(歩合率)といいます。

バック率には総売と小計がありますが、お会計額の40~60%という場合が多いです。
総売と小計は後述します。

一部の例外に該当するのが、求人で見かけることがある「100%バック」です。
これは、総売と小計で意味が変わってきす。
総売の場合は、売上全てがホストの給料になります。
お店に利益がないので、売上のない新人や移籍者向けのキャンペーンです。
小計の場合は、お店の取り分として30%前後を除いた100%です。
この数字のマジックは後述します。

求人の特典として期間限定で設定している場合や、実力のある経験者や移籍者向けに設定している場合があります。

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売上には「小計」と「総売」がある

レストランや居酒屋などのであるサービス料というものが、ホストクラブにも存在します。

ホストクラブではTAXとも呼ばれますが、小計の30%前後がサービス料として加算されます。
例えば、サービスが料30%で小計バック率が50%の場合、総売バック率と35%と同じです。

このサービス料が加算されていない売上を「小計」、加算された売上を「総売」といいます。

歩合(インセンティブ)の計算を「小計」を元にするか、「総売」を元に計算するのかはお店によって異なります。

バック率が変わるスライド制とは

バック率は、常に一定ではありません。
お店ごとに違いはありますが、月の売上額によっても変動します。
このことをスライド制といいます。

例えば、売上が30万円の場合のバック率が40%だったとして、売上を倍の60万に増やしたらバック率が50%になったりします。

バック率が上がる条件はお店によって異なりますが、売上を上げれば上げるほどパーセンテージが上がっていきます。

賞金・手当て

【賞金】
賞金は定められた結果を残したホストに支給されます。
賞金の種類・金額・支給の条件は、ホストクラブによって様々です。
売上や指名本数の上位が貰えるナンバー賞は高額で熱いです。
ホストのこの為に頑張っているといっても過言ではありません。
新人には、新人だけで争われる新人賞があります。
休みなく働くだけでも皆勤賞が貰えたりします。
お店によってはSNSを頑張った人への賞金などもあります。

【手当て】
手当てとは「携帯代支給」「ヘアメイク代支給」「パネル撮影無料」などホストの仕事にかかわる経費の負担軽減してくれるものです。
その他、「代表」「幹部補佐」など役職に就くと役職手当が貰えます。

ホストはどれくらい稼げる?

では、実際にいくら稼げるのか実際計算してみましょう。

今回は、新人・未経験者ホスト向けに、売上50万円をベースにした場合の例を紹介します。

“小計50万円”の給料例

売上50万円、バック率50%、小計計算の場合

売上:500,000円
歩合率(小計):50%
歩合給の計算:500,000円 * 0.5 = 250,000円
その他バック・賞金の合計:40,000円
給料総額:290,000円

小計50万円、バック率50%、サービス料30%の場合

売上:500,000円
歩合率(総売):50% / サービス料30%
歩合給の計算:( 500,000円 * サービス料1.3 ) * 0.50 = 325,000円
その他バック・賞金の合計:70,000円
給料総額:395,000円

上記の例でわかる通り、同じバック率であれば総売りの方が断然お得です。
ホストクラブを探す際には、バック率だけを比較せず計算方法や賞金まで考慮しましょう。

億超えも現実に存在する!ホスト売上年間・月間ランキング

ホストの給料システムを紹介しました。
そこで気になるのが、トップランクのホストの給料ではないでしょうか?

日本で最大歓楽街の東京歌舞伎町、大阪ミナミのホスト年収ランキングを紹介しましょう。(※2023年データより)

東京歌舞伎町のホスト売上&年収ランキング

年間売上ランキング1位:6億2000万円
月間売上ランキング1位:2億1300万円

大阪ミナミのホスト売上&年収ランキング

年間売上ランキング1位:2億2000万
月間売上ランキング1位:1億500万円

歌舞伎町・大阪ミナミでも億を超えるホストはどんどん誕生しています。

まとめ

ホストの給料システムは、最低保証や歩合・賞金・手当などホストにメリットの多いシステムになっていることがわかりましたね。

給与の内訳の多くを占めるのは、売上から計算される歩合(インセンティブ)です。
そして、たとえ売上を上げられなくても最低保証給のおかげで給料がゼロになることはありません。
最低保証給は、保証期間が決まっているお店が多いので、不安な方は永久保証の制度があるホストクラブをおすすめします。
がっつり稼ぎたい人は、歩合のバック率が高く、総売計算で給与計算してくれるホストクラブをおすすめします。

自分が働くお店の給料システムの把握は必須です!

細かい条件などは面接の際にしっかり聞いてメモしておきましょう。
給料システムを知り、自分に合った給料システムのホストクラブを選ぶようにしましょう。
そして、夢のような高収入を獲得しましょう!

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