【朗報】ホストクラブへの規制が緩和!?

【朗報】ホストクラブへの規制が緩和!? コラム

2025年6月28日に改正風営適正化法が施行されました。
これよってホストクラブ業界では様々な事が規制されました。
その中でも大きな影響があったのが下記です。

  1. ナンバー制の廃止
  2. 役職の廃止
  3. 〇〇〇プレイヤーの廃止
  4. 一部の通称の廃止
  5. 煽り文句の禁止
  6. ラストソングの廃止

ホストが売上を競って得られる称号や栄誉に関することです。
これらはお客様にお金を使わせる動機付けになるので禁止されました。

詳しくはこちらの記事を参照してください。

2025年10月5日、日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)が声明を出しました。

この声明に、Xでは多くのホストやホストクラブのアカウントが反応しました。
多くのホストクラブでは、実際に役職やナンバーの表記が復活しています。

日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)とは?

でも、ちょっとまってください。

日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)が勝手に言ってるだけでは?
そもそも一般社団法人 日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)ってなんなん?
信じて大丈夫なの???

と、用心深い人なら思うでしょう。

日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)について説明します。

2023年末、ホストが女性客にツケ(売掛)でお金を使わせる行為が社会問題となりました。
ホスト業界は悪だ!潰そう!潰さなければ!という風潮が急速に高まりました。

2023年11月27日、警察庁長官が歌舞伎町を視察。
2023年11月30日、立憲民主党は「悪質ホストクラブ被害対策推進法案」を衆議院に提出。

このままでは本当にホスト業界が潰されるのでは…という緊張状態になりました。

2023年12月13日に、新宿区は緊急記者会見を行いました。
出席したのは、新宿区長 吉住健一さん、groupdandy COO 巻田隆之さん、ホスト協会 会長 北条雄一さんです。
行政とホスト業界の間で何度も会議を行い、ホスト業界の浄化(自主規制)を行うことになった旨の会見です。
自主規制の内容は下記です。

  • お客様の生活を破綻させるような営業は行わない。
  • 高額な売掛被害に対しては、行政と連携し、真摯に対応する。
  • 売掛は1月以降、段階的に入金率を上げて4月以降は無くす。 (会計時入金率 1月70% 2月80% 3月90% 4月以降100%)
  • 20歳未満の客について 20歳未満の客については、新規はお断りし、既存の顧客のみ受け入れることで、1年後には20歳未満の客は受け入れを廃止する。
  • 反社会的組織との関係は断絶する。
  • 上記の目的を達成するために、業界団体を設立する。

この業界団体は、ホストクラブ連絡会(仮)とされてましたが、2024年6月に 日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)が正式に発足されました。
groupdandyをはじめ、AIR GROUP、冬月グループなど16グループ164店舗が加盟して始まった最大のホストクラブの組合です。

行政や警察庁との協議を重ねてきた団体なので信頼度が高いと言えます。

> 一般社団法人 日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)

役職の復活

:役職を名刺や個人のプロフィールに記載するのはOK。
:役職をSNSで過度に誇示するのはNG。
:役職になりたいから…のような営業はNG。
:役職を看板、ビジョン、アドトラックといった広告物に使うのはNG。

役職を禁止している状態は、異常とも思えたので当然だと思います。
ホストワークの営業も、名刺交換しても代表なのか新人なのかわからない…って言ってましたから。

ランキングの復活

:ランキングを公式SNSでポストするのはOK。(静止画やスライドのみで動画はNG。)
:ランキングを個人アカウントでポストするのはNG。
:ランキングを「No.1にならせて!」のように営業で使うのはNG。
:ランキングを公式SNS以外(看板、ビジョン、アドトラックなど)に使うのはNG。

使える場所は限られていますが、【ナンバーワンホスト】という言葉が復活したのは大きいです。
日本語として認知されているのに使えないのは大変でした。
ハリー・ポッターの「名前を言ってはいけないあの人」みたくなってましたから。

公式SNSでのポストを個人アカウントで拡散(リポスト)するのはどうなのでしょう…

数値アピールの復活

:売上1億円達成!
:組数100組超!
:総工費4億円OVER!

直接的間接的に金銭的なものに繋がるのは禁止のままです。
他に数値アピールってなんですかね…
100坪OVER!とか創業20年!とかでしょうか?

ここまで規制が緩和されたと話してきましたが、ごめんなさいミスリードです。
日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)の声明は『新たな自主規制の範囲の策定』です。
緩和されたのはあくまで自主規制であって警察や法律の話ではありません。

日本ホストクラブ健全化推進協議会(JHCA)の声明でも
「行政との協議および有識者の意見を踏まえ」
とされているので、警察見解は入っていないです。

どうしてこうなったのか…

改正風営適正化法によって…
色恋営業は禁止されました。客を煽る広告表示も禁止されました。
役職やランキングの表記は…実は禁止されていません。
そもそも、広告や宣伝以外なら役職やランキングを使うことはOKだったのです。

あくまで役職もランキングも一切使わないというのは自主規制の範疇でした。
その自主規制ガイドラインの線引きを、新しくしたというのが今回の声明です。

公式SNSでランキングの発表はOK=広告や宣伝ではなくただの結果発表なのでOK

という話ですね。
静止画はOKだけど動画で煽りまくるのは宣伝になるのでNG…というのは納得できます。

ですが、SNSでの発表は本当に宣伝にあたらないのか…これはグレーな所。
SNSならOKという警察の発表は無かったと思います。
エビデンスが残ってない限りは、警戒は必要なのではないでしょうか。

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