全国ホストクラブ街探訪名古屋（女子大）編

名古屋には全国でも有数のホストクラブ街があります。
規模としては、歌舞伎町、ミナミに次いで３番目の大きさです。
それでは、ホストクラブ街という観点で名古屋を深掘りしてみましょう！

名古屋のホストクラブの特徴
名古屋ホストクラブ街の場所
1. なぜ女子大と呼ばれるの？
2. 名古屋のキャバクラと風俗店は？
名古屋ホストクラブ街の歴史
名古屋ホストクラブ街の現在
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名古屋のホストクラブの特徴

まずは簡単に、名古屋のホストクラブについて説明します。

名古屋のホストクラブは、上記の女子大エリアに集中しています。
店舗数は80～100店舗程度と言われています。

全国規模のグループも参入していますが、地元のグループが強いです。
N-1 GROUP、RIOT OF COLOR GROUP（RCG）などがあります。
個人店が多くあるのも特徴です。

料金は歌舞伎町よりは少し低めに設定されていることが多いです。
歌舞伎町と違って突出したプレイヤーは多くありません。
比較的、仲間とのチームプレイで盛り上げている傾向があります。
売上の規模も歌舞伎町やミナミより若干落ちます。
もちろん個人の実力によるので稼いでいるホストは稼いでいます。

歌舞伎町と比較すると、おおむねアットホームな雰囲気のようです。
歌舞伎町やミナミと違って、圧倒的に地元出身のホストが多いのも理由です。

名古屋ホストクラブ街の場所

名古屋のホストクラブ街は、名古屋駅周辺ではなく東側にあるの栄駅の周辺です。
名古屋駅から栄駅は、電車で4分程度、歩いても30分程度です。

名古屋で最も有名な繁華街は、栄駅の北西『錦三（キンサン）』と呼ばれるエリアです。
正確には錦三丁目で、このエリアには数多くのキャバクラがあります。

ホストクラブは、栄駅の南東に広がる栄四丁目が主要エリアです。
栄四丁目は通称【女子大小路（女子大通り）】で略して【女子大】とも呼ばれています。
栄四丁目の西側、栄三丁目にもホストクラブが数店舗あります。

なぜ女子大と呼ばれるの？

このエリアには、1950年～1963年まで中京女子短期大学がありました。
その頃に地元の店主たちが「女子大小路」と呼ぶようになったのが始まりです。
今では女子大はありませんが、このエリアは「女子大」と呼ばれています。
過去の歴史を知らないと不思議な感じですね。

名古屋のキャバクラと風俗店は？

ホストクラブ街がある所にキャバクラと風俗あり！
キャバクラは栄四丁目の北西に隣接する錦三丁目に集中しています。
風俗店は、栄駅周辺・納屋橋（堀川）周辺・椿町周辺・羽衣町大門町周辺などに点在しています。
キャバクラと風俗店の母数はとても多いのでホストクラブも人気があります。

名古屋ホストクラブ街の歴史

では、歴史のお時間です。
名古屋のホストクラブ街がどのように出来たのか、歴史を紐解いてみましょう。

江戸時代

江戸時代には名古屋城下町の南端で、まだ繁華街ではありませんでした。
1657年から1660年にかけて、大規模な火災が続発します。
それがきっかけで広い道路が作られ、町人地の整理が行われました。
これがこの地が栄える下地になったようです。

多くのホストクラブ街は、もともと遊郭があった場所の近くです。
しかし、栄四丁目周辺には、遊郭はありませんでした。
栄四丁目の北西の錦三丁目のさらに北には、鍛冶屋町遊郭がありました。

明治〜大正期

城下町から南方に広い道路が出来たので、江戸の末期ごろから都市が南方に伸びていきます。
明治大正と中心地も南に広がり、もともと南端にあったこのエリアが発展していきました。

鍛冶屋町遊郭は中村区大門町付近に移設され、中村遊廓として発展しました。
中村区の羽衣町大門町周辺は、現在もソープランド街として面影が残っています。

昭和前期（戦前）

栄四丁目は学校が多いエリアになります。
名古屋女子商業学校があり、その周辺には若い女性が多く集まるエリアにあります。
この頃が「女子大エリア」と呼ばれるルーツになっています。

戦後

この頃からアダルトな街へと変貌していきます。
名古屋には中村遊郭があったので、中村区大門町付近が赤線エリアになりました。
栄四丁目付近は赤線エリアではありませんでしたが、風俗サービスを行う店がでてきます。
青線エリアのようにまとまってはいませんが、そういうお店が点在したようです。

赤線：遊郭のあったエリアで売春が認められていたエリア
青線：非公式ながら売春が黙認されていたエリア

1958年に売春防止法が施行されてからは、合法的な歓楽街として発展していきます。

昭和後期〜平成

栄四丁目の東西を通る通りが「女子大小路」と呼ばれるようになります。
水商売のお店（バー、スナック、キャバクラ）が密集するエリアになります。
お客さまになる女性が増えたことで、ホストクラブもどんどん増えていきました。
現在では全国で３番目の規模となるホストクラブ街になりました。

名古屋ホストクラブ街の現在

昼と夜でまったく違う顔を見せるエリアです。

昼間は、中華・定食・喫茶店とった小さな飲食店が営業しています。
また、美容院・サロン・アパレル・雑貨といったお店もあります。
賑わってはいますが、比較的静かな街です。

夜になると、表情が一変します。
バー・ラウンジ・クラブ・キャバクラ・スナック、そしてホストクラブが営業を始めます。
眠らない街、ナイトエンタメ街に変貌します。

名古屋を訪れたら、女子大エリアを楽しみましょう！

全国ホストクラブ街探訪名古屋編